コラム
9/9:本部 高野 和代
今日は私の隣に座っている深谷さんの近況についてご報告いたします。
最近の深谷さんは端的に言うと“ボケたおして”います。
私も最近ボケていることが多く、園田さんもたま~にボケている。
しかし深谷さんは大概においてボケている。もはや、“財布をカバンに入れたはずが道に落としていても気づかないレベル”でボケたおしている。
基本、人の話に興味がないらしく、私と園田さんとの会話の最中にネットを見だしたり、仕事に集中しているフリをしたりする。途中でお菓子を食べ始めることすらあり、わたし関係ありません的な態度を見せてくる。なんなら自分から振った話題でも途中から興味を失い一切聞いていない。
時々左斜め上の空中を見上げてしばし黙っている時がある。これを私と園田さんの間では「惑星(ほし)との交信」と呼んでいる。深谷さんはどこか他の惑星からきているのでは?と思わせるほど話が通じない場合が多いのでそういう設定にされてしまっている。
それと、深谷さんはイジワルが大好きで、大体同じことを3回言わされる。しょーもないつぶやきも「なんて?」と関西なまりで聞き返してきて、3回言わないと聞き取ってもらえない。「同じことを3回言わせるイジワル」を週3回は少なくてもやってくる。
“目は口ほどにものをいう”とはよく言ったもので、深谷さんは大体目で指示を出してくる。
自分がプリントアウトした書類をコピー横の園田さんに「取って(目で合図)」とか、「私のアイスのスプーンは?あるんでしょ、出して。(目で合図)」とか。お願い上手である。
深谷さんは小食で、お昼も猫ぐらいの量しか食べていない。こっそりご飯を残して後からお菓子を食べる。
2歳児か。初老なのか幼児なのか。
それでも私と園田さんにマスクを買ってきてくれたり、いつもお茶を出してくれたり、毎日郵便を取ってきてくれたり、親切で気が利く深谷さん。
いつも感謝してます。これからも地球で頑張っていこうね!